春号vol.18 『Discover Saitama』
~ Discover Saitama ~今こそ、古き良き魅力にふれる“時間旅行”を楽しもう♪~番外編~写真/松谷靖之
春号vol.18の巻頭特集「今こそ、古き良き魅力にふれる“時間旅行”を楽しもう♪」。
ここでは本誌で紹介しきれなかったアナザーエピソードを紹介します!
また、今年は埼玉県の誕生150周年ということで、取材した各店から埼玉県へのメッセージもお寄せいただきました。
ぜひ、本誌と併せてご覧ください♪
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INDEX ・はかり屋 |
はかり屋 | |
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美しい格子戸や重厚感のある黒壁の土蔵――。
そのひとつひとつに、日光街道の宿場町として栄えた越ヶ谷宿の面影薫る「はかり屋」。往時の雰囲気のなかでワークショップやお買い物を楽しめる人気のスポットですが、実は現在のような複合施設としてよみがえる前には解体される予定だったそう。
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写真/松谷靖之 |
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しかし、この建物は”越ヶ谷宿の歴史を伝える上でも貴重な遺産”として、建物の現オーナーである株式会社ポラスによって保存されることになったそう。今や世代問わず人気のスポットにもこんな舞台裏があったのですね。
越谷の街を愛する人たちによって、往時の雰囲気は伝えられ、地域の歴史は語り継がれていきます。
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\Congratulations on the 150th anniversary of Saitama/「150周年おめでとうございます! 歴史ある埼玉県は目立った資源が少ないと言われることもありますが、首都・東京への利便性だけでなく、豊かな自然も多く残り、県民としては生活しやすくてバランスの取れた地域だと思っています。今後もこの特質を大切にしつつ、今以上に県内での地域交流を増やし、埼玉の魅力がさらに向上させていきたいですね」(畔上順平さん/同施設運営「越谷テロワール」代表)
写真/松谷靖之 |
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越谷市越ヶ谷本町8-8 ※営業時間や定休日は各店舗に準ずる |
Y’s cafe | |
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今昔が織りなす空間が心地よい「Y’s cafe」。実はカフェのある建物は、明治期に建てられた古民家をリノベーションした「メヌマハウス」というテナントハウス。「Y’s cafe」はその1号店として2017年にオープンしました。 |
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そして2号店は、同店の奥に併設しているセレクトショップ「ab」。地元のクラフト作家を中心とした作品や同店のオーナーが手掛ける洋服などがそろいます。なるほど、カフェもセレクトショップも、ここは地域の人たちを結ぶコミュニティ拠点として愛されているのもうなずけます。 | |
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また、「Y’s cafe」では隣接する「さわた本店」や「おひさまパン工房」のフードを持ち込んでもOK。店舗の敷地内にはアスレチックや広場もあるので、子連れファミリーのカフェタイムにおすすめです♪
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\Congratulations on the 150th anniversary of Saitama/「埼玉県制定150周年おめでとうございます。埼玉県には魅力的な場所が数多くあり、人情に溢れた人たちが沢山います。一度訪れてくださった方がもう一度来たくなるような体験を、お店や街全体で提供し、家族や友人を連れて、また街に出かけてくれるような循環を育てていきたいと思います」(オーナーバリスタ・大武優さん)
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熊谷市妻沼1417-3 |
上庄かふぇ | |
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「何もないとおっしゃる方もいるかもしれませんが、古くからあるこの建物を大事にしてくれたのも、この街とこの街の人たちがいたからこそと考えています。そんな温かさがこの街にはあります」 と話すのは店長の吉住さん。もとは埼玉県とのゆかりはなかったそうですが、地域の人たちとの日々の交流から「少しずつこの地域が自分の一部となるのを感じている」と、幸手地域への想いを語ってくれました。 悠久の時を経て、ここがほっとできる場所であるのは、そんな吉住さんの地域への想いが表れているからなのかもしれません。 |
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\Congratulations on the 150th anniversary of Saitama/「150周年を迎えるんですね。おめでとうございます! 僕の店がオープンしてからの歴史が150年の中に含まれていると思うとうれしいです。お店を知らない方もまだまだいらっしゃると思いますが、150周年の節目にぜひお越しください」(店長・吉住信行さん)
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幸手市中2-1-9 |
カフェ・クウワ | |
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「もとは、同じ地域内に『トラットリア ラ・ルーチェ』というイタリアンレストランを運営していて、当店はその姉妹店としてオープンしました」と話すのは、店長の間宮さん。地元在住の間宮さんならではの視点で、地域の魅力や変遷を語ってくれました。 |
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「のどかな田園風景やおいしい地場野菜、そして果物がたくさん採れることはとても贅沢だと思います。 菖蒲町には元々、運河があり、流通の拠点として商人で賑わっていた街だったそうです。今でもここは陸路での輸送、流通の拠点となっています。それから、開店した頃には無かったショッピングモールなども近くに出来て、暮らしが便利になりました」 | |
変わっていくことの必要性、変わらずにいることの大切さ—―。 ここでは、「温故知新」を感じるカフェタイムを楽しみましょう♪
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\Congratulations on the 150th anniversary of Saitama/「埼玉のまだまだ知らない魅力はたくさんあると思っているので、もっともっと埼玉の歴史や様々な顔を知りたいです」(オーナー・間宮潤一郎さん)
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久喜市菖蒲町新堀483 |
パーラーコイズミ | |
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秩父地域における喫茶店文化のパイオニアとして、地元内外問わずファンも多い「パーラーコイズミ」。”昭和ノスタルジー”の趣あふれる店内は、往年の活気ある昭和を彷彿とさせます。 また、同店のある「秩父番場通り」エリア、実は“昭和遺産”の宝庫って、知ってましたか? 通りの角にあるたばこ店や往時を語る建物が並びます。とりわけ昭和レトロ好きの間では有名なのが、「パリ―食堂」。黄金色の店名看板は今でも色あせることなく、変わらぬ輝きを放っています。
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また、この時季の秩父なら「羊山公園」も要チェック♪ 4月下旬から5月の大型連休にかけて芝桜が見ごろを迎えます。色鮮やかな花のじゅうたんは壮観です!
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\Congratulations on the 150th anniversary of Saitama/「まずは、150周年おめでとうございます。埼玉県は東京に近い近代的な都市部と秩父地域などの自然豊かなところがある素晴らしい県だと思います。これから先も今と変わらぬ住みやすく過ごしやすい埼玉県を築いていただきたいと思います」 (2代目店主・小泉淳さん)
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秩父市番場町17-13 |
レトロポップ食堂 | ||||
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写真/松谷靖之 |
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取材時も笑顔で気さくに対応してくれたオーナーの高田さん。実は、ご夫妻と音楽仲間で「HOLIDAY BAND」というバンドを結成し、ミュージシャンとしての活動もされています。また、ここでは子ども食堂も開催しています。ステキな音楽にふれたい子連れファミリーは参加してみては? 高田さんたちが奏でる音色は、大人も笑顔になること間違いなし♪ | ||||
写真/松谷靖之 |
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「地元に根付いてお店をやっているので、知らない名前の方がお店に来ても、次第に名前を呼びあえるようになっていくんです」と高田さん。この取材を通じて、ファンがどんどん増える秘密が分かった気がしました。 | ||||
\Congratulations on the 150th anniversary of Saitama/「今の子どもたちが無邪気に遊べて、子どもらしくすくすくと成長できる環境がずっと続くことを願っております!」(オーナー・高田虎太郎さん)
写真/松谷靖之 |
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東松山市箭弓町3-3-4 ※子ども食堂は毎月土曜開催に変更 ※子ども食堂や音楽ライブはホームページやSNSで確認を(予約は電話またはホームページで受付) |
取材・文/山口瑠美子(編集部) |